AIで事務職は将来なくなる?今のうちにやっておいたほうがいいことを紹介

「AIによって将来事務職がなくなってしまうのではないか」 「これからも事務職で働き続けられるのか」と思っている方もいるでしょう。

結論から申し上げると、事務職は将来もなくなりません。しかし、AIツールの導入によって従来の事務職とは求められるものが変わってくるでしょう。今後も事務職で働き続けたいのであれば、今のうちに対策しておくのが重要です。

そこで本記事では、事務職が将来もなくならない理由と今後事務職で活躍し続けるためにはどうすればいいかを解説します。ぜひ最後までご覧ください。

結論.事務職は将来もなくならない

AIの台頭によって、事務職はなくなってしまうのではないかと、心配になっている方もいるでしょう。冒頭で申し上げたとおり、事務職は将来もなくなりません。そう言い切れるのは、以下3つの理由があるからです。

  • 理由1.臨機応変に動くことが多い
  • 理由2.コミュニケーションスキルが必要
  • 理由3.結局最後は人がチェックする

それぞれ解説します。

理由1.臨機応変に動くことが多い

事務職はデータ入力や文書作成などのルーチンワークが多いというイメージをお持ちの方もいるでしょう。

しかし、事務職は顧客の電話対応やクレーム処理などイレギュラーで発生する業務もこなさなければなりません。現場の状況に応じて、業務の優先順位を変える必要があるのです。

アドリブで対応するスキルはAIよりも人間のほうが得意なので、すぐに事務職がなくなるというのは考えにくいです。

理由2.コミュニケーションスキルが必要だから

企業で働く以上、人と会話することは避けられません。ひとりで行う業務が多い事務職といえど、チームワークや協調性は求められます。

上司への報告や部下への指示は、まだ人間の仕事です。相手によって伝え方を変えたり、雰囲気を察して対応の仕方を変えたりなど複雑なコミュニケーションは人間にしかできません。

企業全体の業務を円滑に進めるためには、AIにはない人間特有のコミュニケーションスキルが必要です。したがって事務職が完全になくなることはないでしょう。

理由3.結局最後は人がチェックするから

どれだけ便利なAIをツールを導入しても、最終的には人間のチェックが必要になります。AIが出したデータが本当に正しいのかどうかを確認しなければ、もし間違っていた場合トラブルになるからです。

さらに、AIが出したデータの正誤を判断するためには、その業務の知識が必要になります。AIツールを使う機会が増える事務職でも、業務の知識が豊富な社員は必要不可欠です。

しかし、AIツールを導入することによって業務効率は改善され、必要な事務員の数も減る恐れがあります。今後事務職で活躍するために、今のうちに準備や対策をしておきましょう。

将来事務職で活躍するためにやっておいたほうがいいこと

AIが業務の一部を代替することによって、事務員の数は減ってしまうかもしれません。これからも事務職で活躍したい方は、従来事務職で歓迎されていたスキルのほかに、以下2つのことを今のうちにやっておきましょう。

  • 日頃からAIツールを触っておく
  • 先回りして行動するクセをつけておく

それぞれ解説します。

日頃からAIツールを触っておく

従来の事務員なら、ExcelやWordなどのITツールを扱えると良いとされていました。しかし今後は、そのほかにもAIツールを扱える社員が歓迎されます。

AIツールの操作に慣れておきたい方は、ChatGPTがおすすめです。無料で利用できるうえに、表作成や文書作成など事務作業で使える機能が搭載されています。

今後はExcelやWord、PowerPointでおなじみのMicrosoft365にも、AI機能が導入されます。AIツールを用いた業務は今後必ず増えてくるため、今のうちに慣れておきましょう。

先回りして行動するクセをつけておく

事務職はミスなく正確に遂行することが求められてきました。ですが、その分野はAIに代替されるのも時間の問題です。これから事務職として活躍していくためには、先回りして業務を行うスキルや自発的に行動することが求められます。

上司から指示があった場合、その意図を汲み取り次の指示が来る前に手をつけておくなど先まわりできるようにしておきましょう。また、自ら業務改善に対する提案をするといった自発的な行動ができる社員は重宝されます。

日頃から自発的に行動をするクセをつけておくと、今後も事務職で活躍できるでしょう。

まとめ.アウトソーシング系の企業に入社することも視野に入れる

本記事では、将来も事務職はなくならない理由と今後も活躍し続けるためにやっておいたほうがいいことを解説しました。

今後も事務職で働きたいのであれば、アウトソーシング系の企業に入社することも視野に入れておきましょう。なぜなら、AIツールの導入によって業務が効率化し、事務員を正社員で雇うのではなくアウトソーシング系の企業に外部委託するケースが増えるからです。

アウトソーシング系の企業とは、依頼主の業務の一部を外部委託で請け負う企業のこと。特にBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を行っている企業がいいでしょう。

BPOは、業務プロセスを一括で委託されるため事務に必要なスキルを効率的に身につけられます。BPOについて詳しく知りたい方は「BPOとは?主な対象業務やどういう人が向いているのかについて解説」をご覧ください。

BPOを通じて幅広い業務に対応できる事務員になれれば、依頼先の企業からも重宝され将来も活躍し続けられます。

弊社では岩手県を拠点にBPO業務を通じて、あなたの眠っている可能性を引き出し、将来も事務員として活躍し続けられる環境を提供しています。ご興味のある方は、ぜひraain株式会社にお問い合わせください。