【前編】リーダーたちが語る、raainの仕事の進め方|組織の土台を支える経理・システム編

6月・7月は「リーダーたちが語る、raainの仕事の進め方」をテーマに、前後編の対談をお届けします。

前編となる6月は、経理部とシステム部のリーダーにインタビュー。どちらも日々の業務を支えるうえで欠かせない部門であり、組織が安定して動くための土台を担っています。

会社の成長を初期から見てきたお二人に、少人数組織ならではの仕事の進め方や、部門を越えた連携について伺いました。

経理部・システム部リーダーの紹介

遠山さん(経理部)
・ 2019年12月入社
・リーダー歴3年目
・前職:販売職

田村さん(システム部)
・2019年12月入社
・リーダー歴3年目
・前職:販売職

■初期メンバーとして見てきた、raainの変化

お二人はraainの初期から関わってこられていますが、入社当初と比べて、raainはどのように変わったと感じますか。

遠山さん

まず、素直に感じるのは、人数が増えて規模が大きくなったことですね。ふとした瞬間に実感します。最初に比べると人数が増えたことで、対応できる業務の幅も大きく広がったと思います。

田村さん

入社当初は営業事務業務が中心でしたが、今では経理や人事、システムなど専門部署ができ、それぞれが専門性を発揮できる体制になりました。そして、以前よりも質の高い対応ができるようになったと感じています。

人数が少なかった頃と比べて、仕事の進め方や役割分担に変化を感じることはありますか。

遠山さん

部署が明確に分かれたことは大きな変化ですね。以前は、「各社専任のraain担当を置きたい」という話がでても、人数的に難しい状況でした。でも、今は専任担当を置けるようになり、組織としてできることが増えています。

田村さん

以前は、とにかく一人ひとりが業務をこなして回すことが最優先でした。今は、人数が増えて、量とプラスして質にも目を向けられるようになっています。一方で、人数が増えたからこその課題もあります。段取りや役割が曖昧だと、手が空いてしまう人が出たり、期待していた成果と違う結果になったりすることもあります。組織が大きくなるほど、仕事の進め方をより意識する必要があると感じています。

以前は個人の判断や経験に頼っていたことが、今は組織として整ってきたと感じる部分はありますか

遠山さん

経理部そのものが存在していなかったので、専門部署として機能していること自体が組織の成長だと思っています。まだ少人数の部署ではありますが、会社の成長に合わせてどう運営していくかを考えながら取り組んでいます。

田村さん

以前はシステム導入も事業責任者の考えで進むことが多く、個人の判断でシステムに反映される場面もありました。今は、システム部として管理を任せてもらっているので、「この機能を使って会社全体でどう活用するか」という視点で考えられるようになりました。そうした組織目線を持てるようになったことは、大きな変化だと思います。

経理部、システム部それぞれの立場から見て、会社の成長に伴って求められる役割は変わりましたか。

遠山さん

今までは発生した業務への対応が中心でした。先を見据えた対応をするとしても、次の業務をどう進めるかというレベルだったと思います。しかし今は、それだけではなく、会社の未来を見据えた役割が求められています。経理でいえば事業予測ですね。グループ全体の将来を見据えながら数字を捉えていく必要性が高まっていると感じています。

田村さん

システム部も同じで、昔はSalesforceのデータ分析がメインの業務でしたが、今は新しいシステムやAIなどの技術を活用しながら、会社全体の生産性向上を考える役割が求められています。データ分析についても、「この数字を出してください」といった具体的な依頼対応ではなく、「どうすれば目標達成につながるか」「どんな指標が必要か」という部分まで考えるようになりました。自分たち自身が事業を深く理解し、価値あるデータを提供していかなければならないと感じています。

組織が成長したことで、以前より難しくなったことや、意識するようになったことはありますか。

田村さん

人員が増えたことで、よりコミュニケーションの重要性を感じています。段取りがうまく伝わっていないと作業に空きが出てしまったり、求めていたデータと違う結果になってしまったりすることがあります。

遠山さん

コミュニケーションが難しくなったというよりは、関わる相手が増えたという感覚です。様々な考えを持つ人が増え、会社の拡大とともに業務量も増えているので、少人数だった頃に比べるとコミュニケーションのハードルは上がったように感じます。
また、「同じ感覚」で物事を進めることの難しさもあります。日頃からもっとコミュニケーションを取ることで、気づきや軌道修正もより早くできるのではないかと思っています。

■経理とシステム、それぞれの立場から支える少人数組織の土台

経理部、システム部は、それぞれraainやグループの中でどのような役割を担っていると感じていますか。

遠山さん

経理部は、会社のお金の流れを最も把握している部署だと思っています。会社の方針に寄り添いながらも、数字という根拠を持って現状を伝えられる立場です。
今後さらに管理体制や把握の精度を高めることで、経費の使い方などについても適切な提案ができるようになると思います。会社の状況を正しく把握し、改善につなげるきっかけをつくる部署でありたいですね。

田村さん

システム部は、業務の根幹を支えている部署だと考えています。会社の資産である様々な情報をシステム上で管理しているので、「情報資産」を守り、活用する役割があります。最近では、業務効率化においてもシステムやAIの活用が欠かせなくなっています。そうした面でも会社に貢献できる部署でありたいと思っています。

少人数組織だからこそ、自分の担当範囲を越えて動く場面はありますか。

遠山さん

例えば緊急時に備えて、案件関連の業務も最低限対応できる状態を保つようにしています。また、部署の境界線がはっきり引けない業務もあるので、「これは自分の担当ではない」と線引きするのではなく、状況に応じて柔軟に対応することを意識しています。

田村さん

システムから派生する業務の中には、総務の業務範囲と重なる内容もあります。臨機応変に対応しながらも、重要な内容も多いので、担当者を明らかにした方がいいものは確認しながら進めるようにしています。

お互いの部門を見て、「ここが組織を支えている」と感じる部分はありますか。

遠山さん

システム部には日頃からお世話になっています。システム部ができる前は、システムの不具合や操作方法については事業責任者や総務に確認していました。今は、システム部が一元管理してくれているので、とても安心感があります。全社員が「システムで困ったらシステム部に相談しよう」と思える存在になっていますし、相談窓口として機能していること自体が、グループ全体の大きな支えになっていると思います。いつもありがとうございます!

田村さん

経理部も同じだと思います。今は専門部署として体制が整い、知識や資格を持った方が専任で対応してくれています。日々正確な数字を出してもらえていますし、業務部から経理部へお金の動きに関する相談がしやすくなったのではないかなと感じています。
単に「できない」と言うだけではなく、理由も説明した上で代案を一緒に考えてくれるので、とても助かっています。ほんとに、大変お世話になっています!

経理とシステムは一見異なる領域ですが、土台を支えるという意味で共通して大切にしていることはありますか。

田村さん

私は「相手のために働きたい」という思いで入社しました。システムも利用してくれる人がいて初めて価値が生まれる物です。だからこそ、常に相手の立場に立ち、その人の役に立てるような仕事をしていきたいと思っています。

遠山さん

経理も同じですね。もちろんルールに沿って処理していくことは大切ですが、それだけならAIでもいい。大切なのは、その処理された情報を相手がどう活かしていきたいのかまで考慮しながら行動することだと思います。また、専門性が高い分野だからこそ、自分の知識が本当に正しいのかと常に確認しながら取り組むことも重要です。
法改正もあるので、情報収集を続けながら、より正確で、相手の為になる形を目指していきたいですね。

■現場の声を、よりよい仕組みに変えていく

グループ各社やメンバーなど、現場から相談や要望があったとき、どのように受け止めていますか。

田村さん

システム部には、「システムが動かなくなった」「このデータを見たい」といった相談が日常的に寄せられています。その際に意識しているのは、相談内容をそのまま受け取るのではなく、まず何が起きているのかという事実確認をすることです。ご本人が感じている課題と、本当に解決したいことが必ずしも一致しているとは限りません。
そのため、背景や目的を丁寧に掘り下げながら確認し、コミュニケーションの行き違いが起きないよう心掛けています。

遠山さん

経理では、回答する際になるべく根拠もあわせてお伝えするようにしています。なぜ対応できないのか、あるいはなぜ今回は対応できるのか。判断の背景まで含めて説明することで、相手にも納得感を持ってもらえるよう意識しています。

その場限りの対応で終わらせず、次に活かすために意識していることはありますか。

遠山さん

相談内容や対応履歴は、できるだけメモを残すようにしています。どのような相談があり、どのように回答し、結果的にどうなったのか。全てを活用できているわけではありませんが、過去の事例を振り返ることで、今後の対応に活かせる場面も多いと感じています。

田村さん

システムでも、改修履歴ややり取りの履歴を残すようにしています。また、1つのツールや機能を活用できるようになると、別の業務にも応用できる場合があります。
「この仕組みは他でも活用できないか」という視点を持ちながら、日々検討や検証を行っています。

経理部、システム部それぞれの視点を活かすことで、業務が進めやすくなったと感じる場面はありますか。

遠山さん

これからさらに取り組んでいきたいテーマだと思っています。例えば、経費精算や案件ごと費用レポート・ダッシュボードの整備など、経理の視点から見ても改善できる余地があると感じています。現状は、システム部と深く連携している部分がまだ多くはありませんが、お互いの専門性を活かすことで、業務はより進めやすくなるはずです。

田村さん

そうですね、システムには抽象的な依頼が寄せられることも多いのですが、そもそも数字を見る視点がなければ、どのようなデータを出すべきか判断できません。決算関連のダッシュボードを作る際にも、「こういう数字が見たい」という経理の視点があることで、より価値のあるレポートにつながると思います。
今後は経理部に限らず、他部署とも積極的に連携しながら業務改善を進めていきたいですね。

現場の声を反映するうえで、すぐに対応することと、仕組みとして整えることのバランスはどう考えていますか。

田村さん

システムの場合は、影響範囲の大きさを基準に判断しています。一時的な利用や、特定の部署・会社のみで使う内容であれば、比較的スピーディーに対応することもあります。
一方で、全社に影響するような改修については、十分に検討したうえで進めるようにしています。

遠山さん

経理の場合は、現場の声を反映することが全社に関わる仕組みの変更につながるケースも多いため、すぐに対応することが難しい場合もあります。
だからこそ、「なぜ今すぐ対応できないのか」という背景をしっかりお伝えすることを大切にしています。なかなか難しいですが、いただいたご意見が今後の会社全体にとって有益なものであれば、積極的に仕組みに反映したいとも考えています。

■リーダー視点で感じる、raainの強み

リーダーとして見たとき、raainの強みはどのようなところにあると思いますか。

田村さん

業務改善への意識が高いところだと思います。「今のやり方が本当にベストなのか」「もっとよくできる方法はないか」と考えているメンバーが多いと感じています。そうした意見をさらに活発に出し合えるようになれば、より大きな改善につながっていくのではないでしょうか。

遠山さん

前提として、相手を思いやる姿勢を持っているメンバーが多いことだと思います。raainの仕事そのものが相手ありきで成り立っていますし、それは営業さんに対してだけではなく、社内のraainメンバー同士にも向けられています。誰かが困っているときに自然と協力し合える空気感があることは、大きな強みだと感じています。

これはraainらしい仕事の進め方だと感じた場面はありますか。

田村さん

展示会対応のときが印象的ですね。仕事を任されたときに、それぞれが意見を出し合いながら仕組みをつくり、実際に運用しながら改善を重ねていく。昨年の展示会では、まさにトライアンドエラーの連続でした。そうした姿勢の中に、raainらしさや強みが表れていたと思います。

遠山さん

現場への連絡一つを取っても、相手がどう受け取るかを考えながら発信しているところですね。どう伝えれば分かりやすいか、どうすれば回答しやすいかを意識しながら日々改善を重ねている姿を見ると、raainらしいなと感じます。

部門を越えた連携がうまくいっていると感じるのは、どのようなときですか。

遠山さん

経理としては、これからさらに連携を深めていきたい段階ではありますが、入金確認や案件情報の確認などは以前よりスムーズに行えるようになりました。
現場の営業さんへの状況共有もタイムラグなくできるようになっています。また、業務部とシステム部は法務関連の改善などでも連携している印象がありますね。

田村さん

そうですね、確かに多くの部署と関わる機会があります。ただ、システム構築の初期段階はやり取りが多いものの、運用が始まるとどうしても定型化していく部分もあります。業務部や人事、今後は経理とも、まだまだ一緒に取り組めることはあると思っています。各部署との連携は今後さらに強化していきたいですね。

■これからのraainに必要なこと

今後、raainがさらに成長していくために必要だと感じることはありますか。

遠山さん

改善意識や周囲への気配りは、すでにraainの強みだと思っています。ただ、それを頭の中で考えるだけで終わらせるのではなく、言葉にして共有したり、実際の行動に移したりすることが今後さらに重要になると感じます。一つひとつの改善の積み重ねが、組織全体の成長につながると思います。

田村さん

私も遠山さんと同じ考えです。今後さらに人数が増えていくと、コミュニケーションの課題や考え方の違いはどうしても出てくると思います。だからこそ、「同じ方向を向くこと」が大切です。「同質性」を高める。メンバー一人ひとりが共通の目的意識を持ちながら、新しい価値を生み出していける組織でありたいですね。

人数が増えても、大切にしていきたい仕事の進め方はありますか。

遠山さん

部署の人数が増えることで、部内だけで完結できる業務は増えていくと思います。ですが、常に他部署とのつながりの中で仕事をしていることを忘れず、業務範囲を固定化しすぎないことが大切だと考えています。部署の垣根を超えながら、より良い体制を考え続けていきたいですね。

田村さん

人数が増えても、一人ひとりと向き合う体制は大切にしたいです。仕事をしているのは人ですから、それぞれ得意なことも苦手なこともあります。気づかないうちに高い要求をしてしまうこともあると思うので、相手を理解しながら関わっていきたいですね。

遠山さん

苦手なことを理解したうえで依頼するのと、そうでないのとでは、コミュニケーションの取り方も変わってきますからね。だからこそ、日頃の対話を大切にしていきたいと思います。

リーダーとして、これからさらに意識していきたいことはありますか。

遠山さん

一人ひとりの良さを最大限に引き出せるリーダーでありたいですね。立場上、指示を出す機会も多いですが、それだけではなく、田村さんがおっしゃっていたように、一人ひとりと向き合って、相手の強みを理解し、その力を発揮できる環境づくりを意識していきたいと思っています。

田村さん

私は、周囲から話しかけやすい存在でありたいと思っています。他部署やメンバーからすると、話しかけること自体にハードルを感じることもあると思います。そのハードルは、自分の日頃の行動や姿勢によって変わるはずです。困ったときにすぐに相談できる、気兼ねなく話せる存在であり続けたいと思っています。

今後、業務部や人事労務など他部門との連携において、より意識していきたいことはありますか。

遠山さん

業務部とは、案件の請求や費用関連などで関わる機会が多いのですが、今後は経理の視点を活かし、業務部と連携して営業活動にも貢献できるのではないかと考えています。例えば、粗利達成に向けた数字の見方や改善提案など、経理だからこそできる働きかけがあるはずです。まずは身近な業務改善から取り組んでいきたいですね。
人事とは労務関連で関わる機会が多くあります。月次処理をよりスムーズに進めることで、状況の把握や経営判断のスピード向上にもつながると思いますので、今後も連携しながら改善を進めていきたいです。

田村さん

システム部はすでに多くの部署と連携していますが、今後は各部署が持つ専門的な知識や考え方をより深く理解していきたいと思っています。それぞれの視点を尊重しながら引き出すことで、より使いやすく、現場に寄り添ったシステムを構築していけるのではないかと考えています。今後も部署の垣根を超えた連携を大切にしながら、業務改善や生産性向上につなげていきたいですね。

まとめ

今回の対談では、初期メンバーでもある経理部とシステム部のリーダーお二人に、raainの変化や、少人数組織ならではの仕事の進め方について話を伺いました。

人数が増え、専門部署としての役割が明確になる中で、raainは少しずつ組織としての体制を整えてきました。一方で、お二人の話からは、相手の立場に立って考えることや、現場の声をより良い仕組みに変えていく姿勢が、今も変わらず大切にされていることが伝わってきます。

経理部は数字を通じて会社の状況を捉え、システム部は情報や仕組みを通じて業務の土台を支えています。役割は異なっていても、組織全体が安定して動くために欠かせない存在であることは共通しています。

次回は、業務部と人事部リーダーに話を伺います。人や現場との接点が多い2つの部門から見た、raainの仕事の進め方や組織づくりについてご紹介します。