6月・7月は「リーダーたちが語る、raainの仕事の進め方」をテーマに、前後編の対談をお届けします。
後編となる7月は、業務部と人事部のリーダーにインタビュー。どちらもメンバーや現場との接点が多く、日々の業務や組織づくりを支えるうえで欠かせない役割を担っています。
今回は、人や現場に近い立場から見たraainの変化や、部門を越えた連携、これからの組織づくりについて伺いました。
業務部・人事部リーダーの紹介
坂本さん(業務部)
・2022年5月入社
・リーダー歴2年目
・前職:金融事務

玉山さん(人事部)
・2022年12月入社
・リーダー歴2年目
・前職:総務人事

■人や現場に近い立場から見てきた、raainの変化

お二人はそれぞれ業務部、人事という立場でraainやグループに関わってこられていますが、入社当初と比べて、raainはどのように変わったと感じますか。

入社当初は、それぞれが自分に与えられた目の前の業務をきちんとこなすことに意識が向いていたように感じます。もちろんそれも大切なことですが、会社の成長とともに経験や知識が蓄積され、一人ひとりが「自分の担当だけ」ではなく、その先にある組織全体や事業への影響まで考えながら行動できるようになってきました。自ら課題を見つけて改善を提案したり、先回りして動いたりする文化が少しずつ根付いてきたことは、大きな変化だと感じています。

私が入社した当時は今の社員数の半分ほどの規模で、一人ひとりが部署の垣根を超えて協力しながら、目の前の課題に取り組んでいました。そのスピード感やチャレンジする雰囲気は今でも変わらないraainらしさだと感じています。人事の立場から見ると、社員数が増え、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まるようになったことで、「採用すること」だけではなく、「一人ひとりが活躍し続けられる環境を作ること」の重要性がより高まっていると感じます。
人数の増加や組織の拡大に伴い、メンバーとの関わり方やご自身に求められる役割はどのように変化しましたか。

以前は自分自身が業務を進めることが中心でしたが、組織が大きくなるにつれて、メンバーの力を引き出すことがより重要な役割になりました。一人ひとりに寄り添いながら、それぞれに合った伝え方を意識し、モチベーションを維持しながら働いてもらえる環境づくりを心掛けています。その一方で、必要な場面では「違うことは違う」と伝えられる軸を持つこともリーダーとして大切だと考えています。

社員数が増え、組織が拡大するにつれて、採用だけではなく、教育体制の整備や人員配置等、組織全体を見ながら取り組む機会が増えました。以前は一人ひとりの状況を自然と把握できていましたが、組織が大きくなった今は意識的にコミュニケーションを取り、現場の声に耳を傾けることが重要になっていると思います。社員一人ひとりが成長を実感しながら、長く活躍できるよう支えていくことが、人事としての大切な役割だと考えています。
組織が大きくなる中で、特に意識するようになったことがあれば教えてください。

私たちの部署はグループ全体を下支えする立場なので、現場に負担をかけずに、より良い形で業務改善につなげることを常に意識しています。
制度やルールを一方的に伝えるのではなく、「どう伝えれば現場が理解しやすく、実際に運用しやすいか」という視点を大切にしながら、効率化やクオリティの向上につなげることを心掛けています。

特に意識するようになったのは、「一人ひとりにしっかり目を向けること」です。組織が大きくなるにつれて、制度や仕組みを整えることはもちろん重要ですが、それだけでは見えない現場の想いや課題もあります。だからこそ、一人ひとりの声や現場の状況を丁寧に理解することを意識しています。人事として会社と社員をつなぐ存在でありたいという気持ちは組織が成長した今だからこそ、より強くなっています。
■業務部と人事部、それぞれの立場から支える人と現場
業務部、人事部は、それぞれraainやグループ全体の中でどのような役割を担っていますか。

業務部は、事業現場が案件を安全かつスムーズに進められるよう支える「縁の下の力持ち」のような存在だと考えています。現場が本来の業務に集中できる環境を整えることが私たちの役割です。

raainにおいては、採用活動をはじめ、入社後の面談等を通じて社員一人ひとりが成長し、力を発揮できるようサポートしています。また、制度や仕組みを運用するだけではなく、社員の声を拾いながら、その声をより良い組織づくりや制度の改善に繋げていくことも大切な役割だと考えています。
プロヴェナンスグループ全体では、労務管理を中心に、各社の社員が安心して働ける基盤を支える役割を担っています。グループ会社や部署によって状況や課題は異なるため、それぞれの現場を理解しながら適切にサポートすることが人事の役目です。
メンバーや現場との接点が多い立場だからこそ、日頃から大切にしていることは何ですか。

できる限り毎日、一度は直接顔を合わせて会話をすることを大切にしています。チャットやメールだけでは分からない表情や雰囲気、小さな変化に気付けることも多くあります。何気ない会話から相談につながることも少なくないので、普段から話しかけやすい関係づくりを意識しています。

人事は、採用や労務管理など、社員一人ひとりが活躍できる組織づくりに関わる部署です。そのため、制度やルールをただ伝えるだけではなく、まずは相手の状況や考えを理解することを意識しています。特にメンバーと接する際は、表面的な情報だけで判断せず、「なぜそう感じているのか」「何に困っているのか」といった背景まで丁寧に聴くことを大切にしています。
お互いの部門を見て、「ここが組織を支えている」と感じる部分はありますか。

人事部は、人に関わる重要な業務を担っていただいています。勤怠管理では日々の人員状況を把握し、採用活動によって新しい仲間を迎え、組織の成長を支えている点も非常に大きいと感じています。それぞれが違う役割を担いながらも、会社全体を支えているという点では共通しているなと感じます。

業務部は、日々の業務を円滑に進めるための土台を支えている存在だと思います。社内外との調整や各種業務のサポートなど、幅広い業務を通じて組織全体を支え、業務部の正確な対応や細やかなサポートがあるからこそ、営業さんや各部署がそれぞれの業務に集中できていると思います。正確さやスピード感が求められる仕事が多い中で、一つひとつの業務を着実に積み重ねているからこそ、組織全体の信頼や安定した運営につながっていると感じています。
■現場の声を、よりよい働き方につなげていく

グループ各社やメンバーから相談や要望が寄せられた際、どのようなことを意識して受け止めていますか。

まずは相手が本当に困っていることを正しく理解することを大切にしています。そのうえで、何度もやり取りが続かないよう、相手にとって分かりやすく、一度で理解してもらえる伝え方を意識しています。相手の立場や知識量に合わせて説明することで、お互いの負担を減らせるよう心掛けています。

意識していることは、まず相手の状況や背景を理解したうえで、一つひとつ丁寧に向き合うことです。
グループ会社からは、制度や手続きなど労務に関する相談をいただくことが多くあります。その際は、正確な情報をお伝えすることはもちろんですが、相談者の状況に合わせてわかりやすくお伝えすることを意識しています。単に質問に対して回答するだけではなく、その方がより良い判断や対応につなげられるよう、関連する情報や選択肢も含めてお伝えし、少しでもプラスになるサポートができるよう意識しています。
一方で、raainのメンバーからは、業務に関する相談や日々の悩みごとなど、より個人に寄り添った内容の相談を受ける機会があります。そのような時は、すぐに答えを出すことよりも、まずは相手の話をしっかりと聴き、何に悩んでいるのか、何を求めているのかを理解することを大切にしています。
メンバーや現場の声を改善や仕組みづくりにつなげるために意識していることはありますか。

メンバーからはFAQシートなどを活用し、日々感じている改善点や疑問点を共有してもらっています。現場については、まず背景や業務の流れを理解したうえで、私たちが介入すべき部分や改善できるポイントを見極めています。表面的な対応ではなく、根本的な課題を解決できる仕組みづくりを意識しています。

意見を受けた際には、単に要望として受け取るのではなく、「なぜその声が出ているのか」「同じような課題を感じている人はいないか」という視点を持つようにしています。一人の意見であっても、そこには組織全体をより良くするためのヒントが隠れていることもあります。また、人事として制度や仕組みを考える際には、会社側の視点だけでなく、実際に働くメンバーがどのように感じ、どのように活用するのか、現場の実態と制度の間にギャップが生まれないよう考えながら進めています。組織が成長する中で、以前と同じやり方では対応できない場面も増えてきました。だからこそ、日々寄せられる声を変化のきっかけとして捉え、社員一人ひとりがより力を発揮できる組織づくりにつなげていきたいです。
メンバーや現場の声を反映するうえで、「すぐに対応すること」と「組織全体を見据えて整えること」は、どのように判断していますか。

現場の業務が止まってしまうような内容や、クライアント対応に直結するものについては、スピードを重視して対応しています。
一方で、複数部署や事業全体に関わるフロー改善については、すぐに変更するのではなく、まず現状の構造や背景を整理したうえで、本当に改善すべきポイントを見極めるようにしています。

メンバーや現場の声を反映する際には、「今すぐ対応が必要なことなのか」と「中長期的に仕組みとして整えるべきことなのか」を見極めることを意識しています。
例えば、働き方や業務上の困りごとなど、日々の業務に影響が出ているものについては、できるだけ早く状況を確認し、必要な対応につなげることが大切だと考えています。一方で、制度や運用に関わる内容については、一つの声だけで判断するのではなく、同じような課題が他のメンバーにも起きていないか、会社全体にとってより良い形は何かを考えたうえで整備するようにしています。会社が成長し、社員数が増えていく中では、個々の声に向き合うことと、組織全体にとっての最適解を考えることの両方が必要になるため、その両面を意識しながら判断しています。
■リーダー視点で感じる、raainの強み
リーダーとして見たとき、raainの強みはどのようなところにあると思いますか。

一番の強みは、「痒いところに手が届く」対応力だと思います。
相手が本当に求めていることを汲み取り、一歩先を見据えたサポートができる人が多いと感じています。細かな気配りや柔軟な対応力は、会社全体の大きな強みだと思います。

raainの強みは「部署を越えて協力し合えるところ」だと感じています。入社当初は社員数も少なく、全員が会社の状況を身近に感じながら、それぞれが幅広い役割を担っていました。その中で培われた、必要なことに気づいた人が自ら動く姿勢や、周囲と助け合いながら進める文化は、組織が大きくなってきた今でもraainらしさとして受け継がれていると感じています。
また、人数が増えた現在でも、部署間の距離が近く、困った時には相談し合える関係性があります。それぞれの専門性を活かしながら協力できることで、変化や新しい課題にも柔軟に対応できることはraainの大きな強みだと思います。
「これはraainらしい」と感じる仕事の進め方や、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

社内で連絡をする際、「ご連絡ありがとうございます」「ご確認ありがとうございます」といった感謝の言葉を自然に添えてから本題に入る文化があります。
小さな当たり前のことですが、このようなやり取りが日常的に行われていることで、お互いを尊重し合う雰囲気が生まれています。この文化は当社らしさを感じる部分の一つです。

役職や部署に関係なく、必要なことに気づいた人が自ら動き、周囲と協力しながら進めていくところです。特に印象に残っているのは、私が人事部に入社した際、各部署のメンバーが積極的に協力してくれたことです。採用活動を進めるためには、それぞれの部署の仕事内容や求める人物像を理解する必要がありましたが、業務部やシステム部のメンバーが自身の業務について丁寧に教えてくれました。そのお蔭で、会社や仕事への理解を深めながら、人事としての基盤を築くことができました。
組織が大きくなった今でも、困った時には支え合い、より良いものをつくるために協力する姿勢は変わっていないと感じています。そうした一人ひとりの行動の積み重ねが、raainらしさにつながっていると思います。
今後、raainがさらに成長していくために必要だと感じることは何ですか。

一人ひとりが課題や起きている事象に対して共通認識を持ち、前向きに取り組める組織であることが大切だと考えています。同じ方向を向いて行動できることで、組織としてのスピードや成果もさらに高まると思います。

組織が大きくなると、役割や担当領域が明確になる一方で、自分の部署だけを見るのではなく、会社全体の視点を持ち、周囲と連携することがより重要になります。それぞれが自分の業務に責任を持ちながら、他部署とのつながりや全体最適を意識して行動できる組織になることで、さらに強い組織へ成長していけると考えています。
人事としても、社員一人ひとりが挑戦し、成長を実感できるような仕組みや機会を整え、各人の力を最大限発揮できるよう支えていきたいと思っています。
■これからのraainに必要なこと

組織がさらに成長する中でも、変えずに大切にしていきたい価値観や仕事の進め方はありますか。

どれだけ組織が大きくなっても、一つひとつの仕事に誠実に向き合う姿勢を大切にしています。
また、どんなに忙しくても相手の方向を向いて人の話を聞き、話しかけやすい雰囲気を意識しています。

組織が大きくなっていく中でも、変えずに大切にしていきたいのは、「主体性を持って行動すること」と「周囲と協力しながらより良いものをつくっていく姿勢」です。
組織が成長すると、業務の分担や仕組み化は必要になりますが、その中でも「自分の担当だから取り組む」という意識だけではなく、「会社やチームをより良くするために、自分にできることは何か」を考える姿勢は、これからも大切にしていきたいです。
リーダーとして、これから挑戦していきたいことを教えてください。

メンバーから「この人についていきたい」と思ってもらえるリーダーになることです。言葉だけで引っ張るのではなく、自ら率先して行動し、姿勢や仕事への向き合い方を背中で示せる存在になりたいと思っています。そして、一人ひとりが安心して挑戦できる心理的安全が確保された環境をつくり、組織全体の成長につなげていきたいと考えています。

今後は、組織の成長に合わせて仕組みや体制を整えながらも、メンバーそれぞれが「自分の仕事が会社の成長につながっている」と実感し、主体的に考えて行動できる環境を他リーダーと連携しながらつくっていきたいと思っています。人事としては、メンバーが新しいことに挑戦しやすい環境を支えるだけではなく、それぞれの強みや可能性を引き出し、成長を後押しできる存在でありたいと考えています。将来的には、次のリーダーが生まれ、それぞれが周囲に良い影響を与えられるような組織づくりにも挑戦していきたいです。
まとめ
今回の対談では、業務部と人事部のリーダーお二人に、人や現場に近い立場から見たraainの変化や、組織づくりで大切にしていることについて話を伺いました。
組織が成長する中でも、お二人の話からは、一人ひとりに寄り添い、現場の声を丁寧に受け止めながら、より良い仕組みや働きやすい環境づくりにつなげていく姿勢が変わらず大切にされていることが伝わってきます。
業務部は現場を支え、人事部は人と組織を支える存在として、それぞれの専門性を活かしながら、raain全体を支えています。役割は異なっていても、人や現場を大切にしながら組織の成長を支えていることは共通しています。
前編・後編を通して、人を大切にしながら組織づくりを進めていく姿勢が、raainらしさにつながっていることを感じられる対談となりました。
