2020年になり、チャットGPTをはじめとした生成AIが世界を席巻しています。
それにともなって、これまで当たり前に存在していた職業の存在意義そのものが大きく揺らぐであろうと言われています。
本記事では、これから先も事務職を続けるために読んでおくべき書籍を厳選して紹介します。
事務職は消滅すると言われている
AIが発展すると、さまざまな職業がなくなるといわれています。
無人コンビニや、自動運転のタクシーなど、人がいなくても成り立つ業務がすでに出てきており、今後も増えていくことは間違いないでしょう。
事務職がなくなると言われている最大の理由は、AIが得意としているコンピューターを使った単純業務だからです。
しかし、すべての事務作業がAIに取って代わられる訳ではありません。
人間にしかできない事務作業もまだ多く存在するため、スキルを身につけることでこれから先も事務職として活躍できます。
事務職として生き残るために必要なスキルとは?
一般事務の業務内容は主に以下の通りです。
- 書類作成・処理・ファイリング
- データ入力
- 電話やメール対応
- 来客対応
- 備品管理や発注
このうち、データの処理やファイリングはAIのほうがミスもなく早いですし、メール作成や事務的な電話対応も今後AIが代用するでしょう。
これまでの事務職は基本的な表計算や事務的な文章が作成できれば十分でしたが、これからの事務はAIでは代用できないスキルが必要になります。
- コミュニケーションスキル
- 的確な在庫管理
- 生成AIを使いこなす知識
- 多様な要求に対応できる柔軟性
- 感情に訴える文章力
ほかにもまだまだありますが、これらのスキルを身につければ、AIが発達しても事務員として活躍し続けられるでしょう。
これからも事務員として活躍するために読んでおくべき書籍4選!
事務職という職業は完全になくなることはないものの、どんどん厳しい環境に追いやられていくのは間違いありません。
これから先も事務職として生き残るためには、人よりも優れた事務スキルを身につける必要があるでしょう。
自分だけの武器を身につけておけば、会社内で重宝されます。
これから先、事務員として活躍し続けるためのノウハウやスキルを学べる書籍を4冊紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
アウトルック最速仕事術
企業との連絡をメールでやり取りする際に、アウトルックを利用する機会はとても多いです。
「アウトルック最速仕事術」では、アウトルックの基礎知識から、切り替え作業の削減やマウスの動かし方、ショートカットなど、すぐに使える事務作業を効率よく進めるためのテクニックが多数掲載されています。
内容を熟読して実践するだけで、ほかの人よりも一歩進んだ事務作業を実現できるでしょう。
すぐに確認できるように、デスクの引き出しに忍び込ませておくことをおすすめします。
文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた
事務職として生き残るためには文章術を鍛えることも重要です。
簡潔に、かつ要点がまとめられた文章を作成できる人は会社内では必ず重宝されます。
文章術についてまとめた書籍は多数出版されていますが、文章術でまとめられている要点をさらに100冊分まとめたのが、「文章術のベストセラー100冊を1冊にまとめてみた」です。
まずは本書で要点を学び、さらに深掘りしたくなったならば、参考文献を読み進めるとよいでしょう。
チャット&メールの「ムダミス」がなくなるストレスフリー文章術
事務の仕事をしていて、チャットやメールの文章を打つ機会はとても多いです。
何度もチャットやメールをやり取りした結果、自分の仕事ができずに残業せざるを得なくなったという経験は、事務の仕事をしてしていれば1度は経験するのではないでしょうか。
「チャット&メールの「ムダミス」がなくなるストレスフリー文章術」では、チャットとメールの文章術を学べます。
チャットとメールの使い分け方や、相手に好印象を与えるメールの文章など実践的な内容となっており、メールの文章を考える時間の短縮や、ムダなやり取りの削減につながることでしょう、
しかし本書はチャットやメールのテクニックを伝授する書籍でありながら、「メール・チャットではすべてを伝えることはできない」と断言しています。
テキストツールは対面コミュニケーションの補助的役割という認識で読み進めると、より理解が深まるのではないでしょうか。
神速Excel
事務員として生き残るためには、Excelをいかに使いこなせるかも問われます。
Excelを使ったことがある人は多いですが、完璧に使いこなせている人はExcelを使っている人の中でもほんのわずかです。
「神速Excel」には上級者に役立つ情報は網羅されてはいないものの、世間一般のExcelを使える人よりも「Excelを使える人」になるためのノウハウが詰め込まれています。
タイトル通り、スピーディーにExcelを使いこなすためのテクニックが多数網羅されているので、書かれている内容を実践するだけで「できる人」として認識されます。
会社から「できる人」として認知されれば、重宝される存在となり、長く事務員として生き残れるでしょう。
まとめ
ITやAIは日々進化し続けています。
事務職はAIなどに仕事を奪われると言われていますが、すべての仕事を奪われるわけではありません。
AIでは代用できないスキルを身につければ、まだまだ事務員として活躍できます。
本記事で紹介した4冊の書籍はいずれも将来必要とされる事務員となるために必要な知識やスキルが紹介されているものばかりです。
熟読して実践すれば、これから先も会社にとって必要不可欠な事務員として活躍し続けられることでしょう。